FAQ-No.1


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Q1.カーボン・オフセットとは?

自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量(以下「クレジット」という)を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることをいいます。

まず排出量を認識した上でそれを削減する努力を行い、それでも排出されてしまう排出量をオフセットする、その際オフセットに要するコストを認識することでこれまでの温室効果ガス多排出型の生活を見直し、より一層の排出削減努力を行うことが大切といえます。

Q2.カーボン・オフセットに用いられる排出削減・吸収量(クレジット) とは?

カーボン・オフセットに用いられるクレジットには大別して京都議定書に基づいて発行される京都メカニズムクレジット(CER:Certified Emission Reductionなど)、京都メカニズムクレジット以外のクレジットで確実な排出削減・吸収がなされていることなどの一定の基準を満たすクレジット(VER:Verified Emission Reduction。Voluntary Emission Reductionとされることもある)があります。
CERは、京都議定書に定められたルールに基づき、気候変動枠組条約事務局(CDM理事会)の認証を受けたクレジットで、国別登録簿という京都議定書上のクレジットを管理する電子登録簿で管理されています。CERは国別登録簿の政府口座に設けられている償却口座又は取消口座に移転すること(無効化)で、オフセットが完了します。当社は、京都議定書に定められた国連のクリーン開発メカニズム(CDM)を用い、国連により認証された最も信頼性の高いクレジット(CER)でカーボンオフセットしています。

Q3.京都議定書とは?チーム・マイナス6%とは?

1997年12月11日、京都市で「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」が開かれました。この会議の中で議決した議定書のことを、「京都議定書」と言います。議定書には、温室効果ガス排出量の削減目標を、1990年を基準年として国別に削減目標数値を定め、世界が協力して2008年から 2012年までの期間中(第一約束期間)に目標を達成することが定められました。日本は基準年度(1990年度)比で6%温室効果ガスの排出を削減する約束を負っています。これを実現するための環境省管轄の国民的プロジェクトが「チーム・マイナス6%」です。

Q4.カーボン・オフセットに用いられた京都クレジットを国別登録簿上で償却する場合と取り消す場合があるが、両者の違いは何か?

我が国は京都議定書において、2008年~2012年(第一約束期間)の間に基準年度(1990年度)比で6%温室効果ガスの排出を削減する約束を負っています。この約束の達成/不達成は、京都議定書に基づいて算定される我が国の2008年~2012年の総排出量と、国別登録簿の償却口座に記録されているクレジット総量とを比べることによって確認します。すなわち、償却口座に存在する京都クレジット総量(初期割当量AAUを含む)が、2008 年~2012年の温室効果ガスの総排出量と同じ又は上回れば、京都議定書の約束が達成されたとみなされます。
京都クレジットを「償却する」とは、京都クレジットを京都議定書第一約束期間の約束達成に用いることをいいます。これを先に述べた国別登録簿上で見ると、償却口座に存在するクレジット量が増え、我が国が第一約束期間内に排出可能な枠が積み増しされることになります。カーボン・オフセットの対象となる排出量が、京都議定書第一約束期間中(2008年~2012年)に国内で排出される温室効果ガスである場合には、クレジットを「償却する」ことにより、カーボン・オフセットの取組を通じて我が国の京都議定書の目標達成のために用いられることになります。
一方、京都クレジットを「取り消す」とは、京都クレジットを京都議定書第一約束期間の約束達成には用いないようにすることをいいます。京都議定書第一約束期間中に国内で排出される温室効果ガスをオフセットする際にクレジットを取り消した場合には、京都議定書の目標達成とは別に世界全体での温室効果ガスの削減に貢献したことになります。
当社では、クレジットを償却しています。

Q5.近年のCO2排出量は?

京都議定書で基準年度とされた1990年度におけるCO2排出量は以下の通りです。
<業務その他部門>約164百万t   <家庭部門>約129百万t
また、2006年度のCO2排出量は以下の通りです。
<業務その他部門>約229百万t   <家庭部門>約166百万t
ちなみに、国民1人あたりのCO2排出量は、1日平均約6kgです。

Q6.温暖化防止策例とCO2削減量は?

一例を以下に記します。(一世代あたりの構成人数 2.55 人として算定しています)

・夏の冷房時の設定温度を26℃から28℃に2℃高くする。・・・83g
前提条件・1日の使用時間を9時間とする・外気温31℃・冷房の設定温度を26℃から28℃に2℃上げると、1時間あたりの電力消費が60Wh 削減
( 出典:環境省『身近な地球温暖化対策「家庭でできる10の取り組み」<2007.4 改訂版>』)

・冬の暖房時の設定温度を22℃から20℃に2℃低くする。・・・96g
前提条件・1日の使用時間を9時間とする・外気温6℃・暖房の設定温度を22℃から20℃に2℃下げると、1時間あたりの電力消費が70Wh削減( 出典:環境省『身近な地球温暖化対策「家庭でできる10の取り組み」<2007.4 改訂版>』)

・通勤や買物の際にバスや鉄道、自転車を利用する。・・・180g
前提条件・往復2kmの運転を控え徒歩か自転車に変更のした場合・燃費を10[km/ リットル]とした場合

・夜中に炊飯ジャーの保温をやめる。・・・37g
前提条件・保温に必要な電力を30wとし、1日の保温時間を8時間と仮定する( 出典:東京ガス「私のエネルギースタイル」<2006 年3月> )

・テレビを見ないときは消す。(ブラウン管テレビ)・・・13g
前提条件・1日1時間テレビ(25インチ)を見る時間を減らした場合・年間で電気31.86kwh の省エネ( 出典:財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」<2007年版> )

Q7.削減に貢献した排出量(京都クレジット)のその後の流れはどうなっているのか?また京都クレジットの管理はどうなっているのか?

当社が責任を持って、国別登録簿の政府口座に設けられている償却口座に移転すること(無効化)で、オフセットを完了しています。
また、当社のデータベースにアクセスしていただくことで、お客様に削減貢献していただいたCO2が、今現在どのような手続き状態になっているのかを確認していただくことができます。ホームページ(http://www.ecolife-jp.com/eco/)にて、お客様のECO証明番号を入力していただくと、現在のステータスがご覧になれますのでご利用ください。

Q8.ECO証明番号とは?

CO2削減に貢献したことを示す証明番号です。気候変動枠組条約事務局(CDM理事会)が発行した番号に、当社の管理番号を付帯しています。

Q9.ECO証明番号の意味・形態は?

2桁のアルファベットに続く15桁の数字―(ハイフン)6桁の数字」の形態となっています。
(例)IN123456789012345-000027
ハイフンまでを「親番号」、ハイフン以下を「子番号」としています。「親番号」は、削減に貢献したCO2量1t当たりに気候変動枠組条約事務局(CDM理事会)から発行された世界にふたつと存在しない唯一の番号です。「子番号」は、当社が親番号をCO2量1kgあたりに小口化して発行した管理番号(6桁)です。





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